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おもしろプロダクション

おもしろき こともなき世を おもしろく

休日と、見てはいけないもの。

毎年のことながら12月はわりと忙しくて、数えてみたら5日から22日まで、18日連続で仕事をしていました。よく働いたなあ。連勤最後の22日は忘年会で、家に着いたのが夜中の3時、寝たのが4時だったこともあり、昨日(23日)は何度か目覚めはしたものの、結局夜…

朝鮮学校のラグビー部員たちの思い出

前々回は朝鮮学校の女の子の思い出を、前回は高校でラグビー部に入ったいきさつを書いたけど、今回はそのついでというか、そのつづき。 ラグビーという競技は日本ではそれほど競技人口が多くないスポーツのわりに、1試合15人の選手が必要な大所帯なスポーツ…

僕がラグビー部に入った理由

カフカの小説はよく「不条理」という言葉で言い表されるけど(朝起きたらベッドの中で大きな虫になっていたとか、目の前にある城にいつまで経っても入れないとか)、僕が高校でラグビー部に入ることになった理由というのも、「不条理」という表現がぴったり…

朝鮮学校の女の子の思い出

村上春樹は短編「中国行きのスロウ・ボート」の中で、中国人の女の子との思い出を書いているが(まあ小説だけど)、僕もそれと似ていなくもないほろ苦い思い出を抱えている。前に何かをしなかった後悔は「可能性の貯金」として貯めこむことができると書いた…

2種類の後悔について

人生には2種類の後悔がある。なにもコムズカシイ話ではなくて、単純に「何かをしてしまった後悔」と「何かをしなかった後悔」の2つですね。 前者は余計なことを言ったばかりに場を凍りつかせてしまったとか、感情の赴くままに自分勝手な行動をしてまわりから…

晴れ男と雨男の境界線を考える

晴れ男(女)と雨男(女)という言葉がある。僕はどちらかというと雨男です。 あらためて断るまでもないけれど、これは本人の能力ではなく性格の傾向の違いを表した言葉ですよね。まさかいい歳した大人が自分ひとりの力で天候を変えられると本気で思っていな…

右翼手の死/外野手の孤独

スチュアート・ダイベックの『シカゴ育ち』という短編集の中に「右翼手の死」という話がある。少年たちが草野球をしていて、打球が何度もライト方向に飛んでいるのにボールが全然返ってこないので様子を見に行ってみたら、ライトを守っていた少年がその場で…

村上春樹の小説の主人公とスペンサーの共通点

村上春樹の小説の主人公の特徴は、多くの人が想像できるところだと思う。 基本的にはフリーランスで仕事をしているか無職で、争いごとを好まず、ビールが好きで電車によく乗り、スパゲティーやサンドウィッチを作って食べ、外国の小説を読んで外国の映画を見…

好きなCM

最近のCMより、小さい頃に見たCMのほうがよく覚えていたりする。でもこれは何も昔のCMのほうが質が高かったというわけではなくて(アイデアはシンプルで良かったかもしれないけど)、単純に今より昔のほうが感受性が強かったし、テレビを見る時間も長かった…

悪の帝国は強くなければならない

最初に謝っておきます。巨人ファンの人、ごめんなさい。 カープが優勝する前に書いたものですが、せっかくなので(今さら)アップします。 これを書いている時点で(9月4日)、カープの優勝マジックは4まで減った。マジック20が点灯したのが8月24日だから、…

人からプレゼントされて困るものベスト3

人からプレゼントされて困るものベスト3というのを考えたことがあるだろうか? 僕の場合はこんな感じです。 第1位 本 第2位 服 第3位 観葉植物 3位の観葉植物からいくと、これは理由は簡単で、面倒くさいからだ。毎日水をやったり日の当たる時間にはベランダ…

美しき仁義なき戦い

ものごとには適量というものがある。あるのだけど、世の中には適量をはるかに超えて存在するものもある。 ということで、今日は引越してきた当初からずっと気になっていた、うちのまわりにある美容室の話です。 僕が今住んでいる家の最寄り駅は、映画『阪急…

遅読の言い訳

「速読」っていう言葉がありますよね。本を速く読めること。速読関連の本も何冊か出ている。僕はそれとは逆の「遅読(ちどく)」タイプの人間です。今日はその話。ちなみに僕の使っているパソコンでは「速読」は一発で変換されたけど、「遅読」は変換されま…

同志社大学の屋上で凧揚げ

今は同志社大学の寒梅館というレストランなどが入っている校舎の裏手に、小学校に入る前まで住んでいた。京都によくある細い路地の中に何軒も家が並んでいるうちの1軒で、路地のほかの家には親戚たちが住んでいた。 妹が生まれる前で僕はまだひとりっ子だっ…

バイク遍歴(2)

前回書いたバイク遍歴のつづき。 2台目のバイクに乗ったのは、ずっとあとの23歳の夏だった。 当時大学5年生だった僕は、就職活動も早々に諦めてひまを持て余していた。授業は後期に固めたので前期はなかったし、バイトは夜しかないし、同級生は新卒で働いて…

バイク遍歴(1)

恋愛遍歴ではなくバイク遍歴について書く。といっても経験人数……じゃなくて経験台数は2台だけです。 最初に乗ったバイクはホンダのLive Dio ZX。通称「ゼッペケ」。これは50ccの原付で、高校1年の冬にそれまでコツコツ貯めていたお年玉を切り崩して買った。…

『恋する惑星』は犯罪映画だった

これまでずいぶんたくさん映画を見てきたけれど、自分が10代の頃(というとそのまま90年代)に繰り返し見ていた映画というのは、ずっとあとになっても深い印象が残っているものです。 『恋する惑星』『天使の涙』『トレインスポッティング』『デスペラード』…

人間の本性が露見されるとき

このまえの日曜日、いつものように夕暮れどきに近所を散歩していたら、突然お尻のあたりに衝撃が走った。 「痛ッ!」 思わず大声をあげて振り返ると、少年野球のユニフォームを着た小学生たちの乗った自転車の1台に勢いよくぶつかられていた。 「何すんねん…

長編小説のエヴェレスト

小説が好きでよく読むのだけど、短編よりは長編のほうが好きで、それも長ければ長いほどいいと思っている。質は量に比例する。ワレ真理ヲ発見セリ。 「ページ数が多いから」という理由で(もちろんそれだけじゃないけど)、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル…

麺類愛

我が家ではお米を食べる習慣があんまりなくて、米を消費するのはカレーライスのときか、ごくたまにする手巻きずしのときくらいである。 その代わりに麺類はよく食べていて、家にいるときの昼ごはんはだいたい90%くらいの確率で麺類が登場する。うどん、スパ…

甲子園18号門クラブ

春と夏の高校野球の甲子園大会に「8号門クラブ」と呼ばれる観客がいる。全試合バックネット裏の最前列で観戦することに情熱を注いでいる人たちで、蛍光の黄色いベースボールキャップにラガーシャツを着た通称ラガーさんが有名だ。バックネット裏に通じる入口…

ヘタな関西弁、またはエセ関西人

映画『きょうのできごと』で妻夫木くんたちのしゃべる関西弁を聞いていると背中のへんがムズムズしてくるように、関西人以外がしゃべる関西弁はどうしても不自然に聞こえるものだけど、何を隠そう京都で生まれ育った僕の関西弁もなかなか怪しいものがある。 …

五山の送り火2016

京都で生まれ育って25年、京都を離れてかれこれ10年、今は兵庫県の西宮に住んでいるので、毎年とはいかないけれど、8月16日にはできるだけ五山の送り火を見に行くようにしている。 年齢とともにいっしょに見に行く人は少しずつ変わってきた。 小さい頃は隣の…

ヤクザと愛のスコール

小学生のとき(なんだか昔の話ばかりしてるけど)、僕は地元の野球チームに入っていて、水曜日と金曜日の放課後は学校のグラウンドで野球の練習をしていた。練習が終わったら家が同じ方角のチームメイトと一緒に帰っていたのだが、いつからか練習終わりにみ…

夏の小確幸

季節の中では夏が圧倒的に好きだ。 夏そのものも好きだし、夏に付随するさまざまなイメージも好きだ。 海水浴、冷えたスイカ、シロップで舌の色が変わるかき氷、キャンプ、バーベキュー、家の前の道路でする花火、近所の小学校でやっている盆踊り、五山の送…

マクドのハンバーガーの思い出

前にティラミスの話を書いたら、もうひとつ食べ物にまつわる話を思い出したので書いておく。 僕の通っていた京都の公立高校には、1年生の夏休みに5日間くらい比叡山の延暦寺にこもって勉強合宿をするというドSな行事があった。遊びたい盛りの16歳に朝から晩…

ティラミスの思い出

好きなものの理由を説明することはむずかしいけれど、好きなものを好きになった理由なら説明できるものがある。僕にとってそれはティラミスなので、今日はちょっとその話をしようと思う。 大学2年の夏休み、というと今からもう16年も前のことだが、手術をし…

テスト

トンネルを抜けるとそこはディズニーランドだった。クソッ!