おもしろプロダクション

おもしろき こともなき世を おもしろく

読書

朝鮮学校の女の子の思い出

村上春樹は短編「中国行きのスロウ・ボート」の中で、中国人の女の子との思い出を書いているが(まあ小説だけど)、僕もそれと似ていなくもないほろ苦い思い出を抱えている。前に何かをしなかった後悔は「可能性の貯金」として貯めこむことができると書いた…

2種類の後悔について

人生には2種類の後悔がある。なにもコムズカシイ話ではなくて、単純に「何かをしてしまった後悔」と「何かをしなかった後悔」の2つですね。 前者は余計なことを言ったばかりに場を凍りつかせてしまったとか、感情の赴くままに自分勝手な行動をしてまわりから…

右翼手の死/外野手の孤独

スチュアート・ダイベックの『シカゴ育ち』という短編集の中に「右翼手の死」という話がある。少年たちが草野球をしていて、打球が何度もライト方向に飛んでいるのにボールが全然返ってこないので様子を見に行ってみたら、ライトを守っていた少年がその場で…

村上春樹の小説の主人公とスペンサーの共通点

村上春樹の小説の主人公の特徴は、多くの人が想像できるところだと思う。 基本的にはフリーランスで仕事をしているか無職で、争いごとを好まず、ビールが好きで電車によく乗り、スパゲティーやサンドウィッチを作って食べ、外国の小説を読んで外国の映画を見…

人からプレゼントされて困るものベスト3

人からプレゼントされて困るものベスト3というのを考えたことがあるだろうか? 僕の場合はこんな感じです。 第1位 本 第2位 服 第3位 観葉植物 3位の観葉植物からいくと、これは理由は簡単で、面倒くさいからだ。毎日水をやったり日の当たる時間にはベランダ…

遅読の言い訳

「速読」っていう言葉がありますよね。本を速く読めること。速読関連の本も何冊か出ている。僕はそれとは逆の「遅読(ちどく)」タイプの人間です。今日はその話。ちなみに僕の使っているパソコンでは「速読」は一発で変換されたけど、「遅読」は変換されま…

長編小説のエヴェレスト

小説が好きでよく読むのだけど、短編よりは長編のほうが好きで、それも長ければ長いほどいいと思っている。質は量に比例する。ワレ真理ヲ発見セリ。 「ページ数が多いから」という理由で(もちろんそれだけじゃないけど)、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル…