読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おもしろプロダクション

おもしろき こともなき世を おもしろく

晴れ男と雨男の境界線を考える

野球

f:id:unlucky-monkey:20161004085155j:plain

晴れ男(女)と雨男(女)という言葉がある。僕はどちらかというと雨男です。

あらためて断るまでもないけれど、これは本人の能力ではなく性格の傾向の違いを表した言葉ですよね。まさかいい歳した大人が自分ひとりの力で天候を変えられると本気で思っていないだろうし(思ってないですよね?)、だから僕はこの手の話題になると、その人がどういう性格をした人なのかを知る判断材料にしている。

僕なりの解釈でいうと、晴れ男(女)というのは、晴れたこと(グッドニュース)を自分の手柄だと思い込み、雨男(女)というのは、雨が降ったこと(バッドニュース)を自分の責任だと思い込む人のことです。「責任感があるか」という尺度で見ると、晴れ男よりは雨男のほうが責任感が強いと言えるし、「物事を前向きにとらえることができるか」という尺度で見ると、雨男よりは晴れ男のほうが前向きにとらえる力が強いということになる。

 

ここでまた野球を例に出して申し訳ないが(何かと野球に例えたがるのが僕の悪いクセです)、この傾向というのは、プロ野球でどのチームのファンなのかによって違いが出てくるのではないかと思っている。

どういうことかというと、まあご想像のとおり、強いチームのファン(巨人とか、最近だとソフトバンクとか)には晴れ男(女)が多いように思うし、弱いチームのファン(我らがカープとか、パ・リーグだと楽天とか)には雨男(女)が多いように思う。僕より上の年代のカープファンに晴れ男、晴れ女がいらっしゃるのは、70年代中盤~80年代の黄金期を知っておられるからだろう。

シーズン中には毎日のように試合があるプロ野球は、当然ながら弱小チームのファンは楽しい日々よりはつらい日々を過ごすことのほうが多いし、なかには「チームが勝てないのは自分たちに気合いが足りないからだ!」とまで思い詰めるファンもいる(僕のまわりにも何人かいる。僕も少なからずその傾向はある)。こうなると、自分の力ではどうしようもないこと(=チームの勝敗)にまで責任を感じてしまい、一部のファンはより一層鬱々とした日々を過ごすことになる。そのようにして、人々はひとり、またひとりと雨男、雨女へと変貌を遂げるのだ。

 

ただ、今年は実に25年ぶりに(長かった……)カープが優勝を果たした記念すべきシーズンになった。シーズン終了時点で、勝ち数89から負け数52を引いた貯金は37。くやしい日々よりも、うれしい日々のほうが37回も多いシーズンなんて、過去にあっただろうか(いやない)。今年を機にカープに第2の黄金期がやってきて、広島をはじめとする全国のカープファンからひとりでも多くの晴れ男、晴れ女が誕生する日を、僕は楽しみに待ちたいと思う。自分も晴れ男に生まれ変われることを信じて。